TBS『水曜日のダウンタウン』で11月20日に「電気イスゲーム」の第2回戦が放送されました。
前回6月の放送では岡野陽一さんが王者となり岡野無双の神回となりました。
試合での心理戦やギャンブラー的思考だけでなく、岡野さんの解説が面白いと話題になっていますね。
今回は岡野陽一VS劇団ひとりの電気イスゲームと、そのゲームで光っていた奇人対策について追いかけてみました。
電気イスゲームとは?
1対1で行われる心理戦のゲーム。
以下のルールにのっとって、お互いの駆け引きが繰り広げられる。
電気イスゲーム ルール
・1~12までのイスのどれか1つに電気を仕掛ける
・相手を電気を仕掛けたイスに座らせれば数字が自分のポイントになる
・ゲーム終了時にポイントを多く獲得していた方が勝利
・電気以外のイスに座られたら、相手のポイントになる
・電流を食らったらポイントは没収
・3回電流を食らってしまった場合、先に40ポイントとられてしまった場合は敗退となる
岡野陽一VS劇団ひとり【第1回戦 第2試合】
前回大会の戦いに触発されて、自ら出場を志願した劇団ひとり。
第1回戦の第2試合は、前回王者の岡野陽一と劇団ひとりの対戦となりました。
とても頭の回転が速そうな劇団ひとりさん、どんな理論を展開してくるのかと期待されていました。
試合開始前の会話から、お互い心理戦を炸裂させて好試合の予感が・・・。
劇団ひとりが先行でゲームスタート。
通常通りのセオリーならば、初回は大きい数字を狙うものだが、裏の裏をかき『6のイス』に電流を仕掛ける。
岡野:『男らしく言ってくださいよ最初ぐらい』『あなたの言った番号に座ります。』と仕掛ける。
ひとり:『絶対だな?』
岡野:『マジで座ります』
ひとり:『6!』
岡野:『…ちゃんとやりましょう』『真剣にやってんですよ』
ひとり:『6ぅ!!!』 岡野:『6じゃない!!絶対違う!!』 ひとり:『6ぅ~!!!』
絶対にちがうという岡野に、ひとりもぜったに6だと引かない。
ひとり:『6に座れ!!』『約束したろ!』『いった数字に座れ!!!』と半沢直樹劇場が始まることに。
こんな予想外の展開に、周りも『数字半沢』『1ターン目ちゃうって!』と困惑のツッコミ。
岡野が最終選んだ数字は・・・・12。あっさりと最大得点をゲット!
そのあと6に仕掛けられた電流を確認した岡野は、電気よりもショックを受けることに・・・。
ターン | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
岡野陽一 | 12 | 9 | 11 | 電気 | 32→0 | |
劇団ひとり | 電気 | 2 | 電気 | 電気 | 0 |
その後ひとりの懇願とギャンブル魂の誘惑に勝てず、ひとりの指定した数字で2択をし電流を食らってしまう。
岡野のポイントはまさかの0になり、一瞬だけ勝負が長引くことに。
【最終結果】
・4ターン目の後攻で、ひとりの心理を見事に読み切り電流を食らわせる。
・ひとりが3回目の電流を食らってゲームは終了
よくわからない結果となって終了しましたね。
今までとは違う不思議なゲームでした。これはこれでおもしろかったですね!
岡野さんの無双伝説が更に新たな面を見せた回でした、お見事です!!!
岡野無双!奇人対策も。
1ターン目から、正直者のひとりに気持ちをかき乱される。
劇団ひとりが下手だと周りは気づき始める、『ひとりさん向いてないよ・・・』と声が飛ぶ。
いつもの心理戦を楽しむゲームがいつもと趣旨が違う方向に行く中、違う楽しみが生まれていました。
『逆奇跡』と言わせるほどの、岡野の奇人対策。
考えが読めない劇団ひとりの思考を読み、見事に策にひとりをはめていく気持ちよさが凄い!
【1ターン目後攻】ポイントの高い11のイスに電流
・電流は10だと伝える、次に9と伝える
・あえて11を避けることで、11を避けていると思わせ11に誘導
【3ターン目後攻】6のイスに電流
・高ポイントの10か8を取られたくないのが、ひとりは電流を避けたいので座らないと予測
・奇人なので、変なところにきそうと6に電流を仕掛ける
劇団ひとりは、8か10は死守したいはずと正当な理論を述べた後に、
ひとり:『私のさっきの5はいかがでしたか?』と尋ねる。
岡野:『あーいやいや、確かにその発想がなかったんで』『すごいビックリっていうか…』
『まあカッコイイとは思いました、ちょっと』
ひとり:『岡野さん…お気づきの通り、私どおしていいのかんないんです』
『クソー!!!』『よくわかんないけど!!』
と言いながら、吸い込まれるように6の電気イスに座る!!!
小藪:『奇人捕まえたやん』
後藤:『奇人対応もできんの?』
せいや:『奇人すいこまれてきた!』
とスタジオも大盛り上がりでした。心理戦?!というより奇人の心理読み凄っっ!!!
これには仕掛けた岡野さんもビックリですよね。
もちろん座った本人、ひとりさんもビックしていました。これぞまさに逆奇跡ですね!!
【4ターン目後攻】ポイントが0になった岡野。再び6のイスに電流を仕掛ける。
・次に電流を食らえば終了のひとりの心理を読む
・『もう行くとこに電流しかけてるんで、もう何も言いません』とだけ伝える
ひとりは、最後に岡野にチャンスをもらい生き延びたことで散ってもいいと告白。
そして最後に何番のイスで散りたいかを選ぶ。
【劇団ひとり最後のイス選択】
・3のイスを選んで散るのは情けない
・10を選んで散るのもバカみたい
・「やっぱなんか気になるね、呼ばれてるような気がすんだ。」
「どっちの意味で呼んでんのかが、わかんないんだよ」
「よーし、こいっ!!」と6のイスへ
天才岡野!!!!電流を食らい倒れこむひとり。
最後の読みは見事すぎて気持ち良かったですね!
まとめ
さすが岡野無双ですよね!!
相手の劇団ひとりさんはかなりの特異思考でしたが、それをも読み切るすごさが気持ちいい!
これからトーナメントを勝ち進む中での名勝負も見逃せませんね。